基本情報
チケットをPDFでダウンロード&印刷して持って行く方法は2019年から廃止
これまでネットでチケットを購入した場合、電子メールにPDFとして添付され、それをプリンタで印刷して持って行く方法がよく使われていた。
しかし2019年からエンゼルスではPDFによるチケット配布を廃止すると共に、観客が印刷したチケットを持って入場する方法は認められなくなった。詐欺事件の横行がその原因のようだ。
代わりにオンラインで購入したチケットは全てBallparkというスマホのアプリ上に2次元バーコードで表示されるようになり、スマホをスタジアムのゲートで見せて入場する方式に一元化された。
例外がスタジアム内のチケットオフィスで購入した場合で、この場合は紙に印刷されたチケットが渡されるので、それをゲートで見せて入場する。
ネットで購入した場合は入場前にスマホ上でチケットが表示されるかよく確認しておこう。また入場時はもちろんのこと、入場してからも係員にチケットを見せるよう言われることはありえるので、スマホのバッテリー切れを起こさないように十分注意しておこう。なお、Ballparkアプリからはメールアドレスがあればチケットの転送ができるので、スマホのバッテリーがやばい時は同行者のスマホに転送するという非常手段もある。
チケットが必要な年齢
3歳未満の子供はチケットを購入しなくても入場可能である。ただしギブアウェイなどはもらえないし、試合中は親のヒザの上などに乗せることが条件となっている。3歳になると大人と同様のチケットが必要で、子供料金等は設定されていない。
話は横道にそれるが、幼児に限らず、16歳に達していないアメリカ人の年齢を確認する方法は一般には「Birth Certificate」(出生証明書)しかない。だがアメリカ人でそんなものを持ち歩いている人はまずいないだろう。パスポートは持っていない場合も多いだろうし、一般的なIDである運転免許証は16歳にならないと取得できない。その辺のいい加減さはアメリカである。
アメリカでは酒類を買う時やクレジットカードで支払いをする時などIDを求められることは多い。そう言えば、大谷選手は運転免許証すら持っていないというが、もし年齢確認を求められたらパスポートを出すしかない。彼はいつも持ち歩いているのだろうか?
荒天による中止
ロサンゼルスの場合、野球シーズンの4月から10月に雨が降ることはほとんどない。1995年以降、荒天のため試合が中止になったのは2015年7月に一度あったきりだ(注:2019年5月22日のツインズ戦が4年ぶりの降雨中止となった。これはエンゼルスタジアム開場以来17度目のことだった)。それ以外で中止になったと言えば911テロの直後、エンゼルスのニック・エイデンハート投手が事故死した翌日の試合くらいである。
春先や晩秋は多少雨が降ることはあるが、試合が中止になるほど強い雨が降ることはまずないと言っていいだろう。
万が一中止の場合、チケットの払い戻しは受けられず、振り替えられた試合の観戦チケットとして扱うか、別の試合のチケットに交換するかを選択できる。振替試合は予備日に行われる、もしくはダブルヘッダー(1日2試合制)で行われる。
ポストシーズンのチケット
エンゼルスはこのところポストシーズンからは遠ざかっているが、是非とも今年はポストシーズンに出場してもらいたいものだ。
ポストシーズンのチケットはポストシーズン進出が決まると、相手が決まっていなくても、レギュラーシーズンの試合が残っていてもすぐに販売開始される。どこまで勝ち残るかもわからなくても、またスケジュールが未定でも、ワールドシリーズ最終戦のチケットまで一斉に売りに出す。例えばワールドシリーズ最終戦のチケットは「World Series Home Game 4」というような名前で売り出す。例えワールドシリーズに勝ち残ってもホームでの4戦目は行われないかもしれないが・・・・いずれにせよ、もし試合が行われなかったら全額払い戻しになる。
ポストシーズンのチケットは年間予約席購入者などが優先的に購入できる。2002年にエンゼルスがワールドシリーズに進出した時はまだインターネットでのチケット販売が一般的ではなく、チケットは球場で売り出された。朝早くから球場の周りを何重にもファンが取り囲んで、こんなにエンゼルスファンがいたのかと唖然としたものだ。
現在はネットで販売されるが、エンゼルスのホームページでニュースレターの定期購読を申し込んでいる人には優先的に案内される。是非ともここから登録しておこう。
ちなみにポストシーズンのチケット価格はレギュラーシーズンよりはかなり割高となる。特にワールドシリーズともなると正価でレギュラーシーズンの3倍以上の価格となる。それが転売サイトに出るとさらに高騰する。