内野の1階席(100番台、200番台)を買う

これまで管理人が実際に購入した座席からの写真や価格を紹介しよう。

エンゼルスタジアムでは1階のことをField Levelと呼ぶ。ブロックで言うと100番台であるが、その上段側の200番台は通路を挟んでつながっているので、実質1階である。

バックネット裏

117ブロック G列(Diamond Hall of Fame)

ネット裏では最も良い席である。最前列はC列でDiamond MVPと呼び、D~H列がDiamond Hall of Fame、J~W列をDiamond Clubと言う。このエリアの席はホームベース裏のレストランLexus Diamond Clubのエントランスから入ることになっている。117と118の間の通路を挟んで、各F列くらいまではテレビの画面に映る。
定価は一番安い設定の日でDiamond MVPで196ドル、Hall of Fameで166ドル、Diamond Clubで146ドルとなっているが、インターネットのチケットサイトでは安ければ半額ほどで見つかる時がある。

117ブロック G列からの眺め

Lexus Diamond Club Restaurant & Lounge

このレストランへは上記のDiamond MVP, Diamond Hall of Fame, Diamond Clubのチケットを持っている人だけが入ることができる。屋内と外(パティオ)があるが、屋内からはあまりグラウンドの様子が見られないのでモニターで見ることになる。当然Patioの人気が高く予約も可能。詳細はこちらの「スタジアム内レストラン」の項をご覧頂きたい

Lexus Diamond Clubのパティオからの眺め

Diamond Field Box

109か127 ブロックのAA列。1、3塁側各ダッグアウトからカメラマン席を挟んですぐ外側にある。そこだけグラウンドにはみ出しており、完全にグラウンドと同じ高さである。席数はわずか22席ずつしかない。

黄色い線で囲まれた部分がDiamond Field Box

ここに座ると試合前に選手たちが手の届くほどの距離を通って行く。定価は225ドル以上だが(シーズン中にオフィシャルサイトで売られることはほとんどない)、StubHubなどでは200~500ドルくらいで売りに出ている。ただし安全ネットがなく、強烈なファウルボールが飛んでくる時があるので、常にゲームに集中する必要がある。ヘルメットをかぶって観戦している人も多い。子供には危ないかもしれない。

とにかく選手からサインを最も高確率でもらえる席がこのDiamond Field Boxである。マイク・トラウトなどは試合直前までこのあたりでサインに応じている。大谷選手もここでサインしているのを見かける。もしこの席を確保したら試合前なるべく早く行くといいだろう。なおエンゼルスの選手のサインをもらえる可能性は1塁側よりも3塁側の方が圧倒的に高い。

また、試合中も選手やグラウンドボーイからボールをもらいやすい場所だ。

 

Dugout Suite

両チームのダッグアウトに挟まれた半地下のスイートルーム。全10室あり、各部屋には12人分の観戦用シートがあり、各スイートの奥には専用のリビングルームやトイレもある。エンゼルスタジアムで間違いなく最高の席である。インターネットのチケットサイトでもほとんど売りに出ない。

管理人もここで見たことはないが、エンゼルスタジアムの試合がない日に開催されるスタジアムツアーではこの席に案内してくれる。12席、全81試合で25万ドルらしい。1試合、1席換算だと約250ドルだ。

内野席

エンゼルスの選手が近くで見られる3塁側の方が人気が高い。定価は1塁側も3塁側も同じだだが、転売マーケットでは同じ値段なら1塁側の方がよい席で取りやすい。

ホームベース寄りの110~113(3塁側)、123~126(1塁側)のブロックでは最前列はC列となりDougout MVPと呼ばれ1番定価が高く設定されている。2列目から6列目まで(D~H列)はField Hall of Fameと呼ばれ次に値段が高く、7列目から最後尾(J~Z列)まではField MVPと呼ばれ値段が安く設定される。つまり同じブロック内でも定価は3段階になっている。

大谷選手を間近で見たい場合は111~113のC~H列がよい。特にネクストバッターズ・サークルで素振りをしている時、ダッグアウトに出入りする時、ヒーローインタビューの時はすぐ近くで見られる。

3塁側 113ブロック C列(Dugout MVP)

Diamond Club以外では最高の席になる。最前列のC列(Dougout MVP)は目の前がダッグアウトの屋根となるが、この上に食べ物や私物などを置いていると係員が即座に寄ってきて注意される。定価は146ドル以上だが、チケットサイトでは70~80ドルになることもある。

ネクストバッターズ・サークルで素振りが間近に見られる席だ。

しかし3塁側の110~113、1塁側の123-126は危険防止ネットが張られているので、前から6列目(H列)くらいまではネットの網目がやや気になってしまう

エンゼルスのベンチ内も横から見える

3塁側 112ブロック E列(Field Hall of Fame)

エンゼルスのダッグアウトのすぐ上の席。ネクスト・バッターズ・サークルで素振りする大谷選手もすぐ近くで見ることができる。左バッターの大谷選手の打撃を見るには3塁側からの方が見やすい。ちなみに112ブロックのC~K列は右バッターが打席に入る時にテレビによく映る。

前から2列めに当たるD~H列(Field Hall of Fame)の定価は111ドル以上、インターネットのチケットサイトでは安ければ40ドルほどで見つけられることがある。

3塁側 111ブロック V列(Field MVP)

Field Hall of Fameの後ろ、J~Z列はField MVPと呼ばれる。1塁、3塁のベース付近から遠くなるごとに、Field MVP、Field All Star、Field Boxと名前が変わっていく。Field Boxだとほとんど外野である。だんだんホームベースからは遠くなっていくが、特に前方の席はグラウンド面と高低差がないので臨場感がある。Field MVPの定価は91ドル以上だがチケットサイトでは30ドルくらいで見つかる時もある。

3塁側 109ブロック C~H列(Field Hall of Fame)

ここから外側のブロックはA列が先頭になる。
109ブロックはある意味特別なブロックだ。このブロックからレフト側にかけて(101~109)はファウルボールを避けるためのネットがなくなる。109ブロックはダッグアウトに一番近くて、グラウンドと座席を遮るネットがないので、イニングの合間などに選手が頻繁にスタンドにボールを投げ入れてくれる。つまり109ブロックの6列目くらいまでは一番ボールをもらいやすいブロックなのだ。

また試合開始前にサインをもらいやすいブロックでもあり、試合開始前は他の席の観客もこのブロック周辺に集まってくる。そのため109の前方席は人気が高くいつも観客で一杯だ。

1塁側 127ブロック L列(Field MVP)

(2018年4月3日(火) インディアンス戦($42.50 by Vividseats)

Filed MVPでは一番遠い席であるが、私はこの127ブロックから大谷選手のメジャー第1号を見させてもらった。インターネットのチケットサイトでは安ければ30ドル以下で見つかることもある。

127ブロックから見た大谷選手のメジャー第1号ホームラン

3塁側 209ブロック C列(Terrace All Star)

(2018年5月2日(水) オリオールズ戦($20.18 by StubHub)

200番台ブロックはTerraceと呼ばれるが、実質的には1階席だ。Field席の上段側になる。このあたりは完全に屋根の下になるので、夏のデーゲームなどは陽射しがしのげる。ただしホームランなどの高い打球が飛ぶとボールが一旦視界から途切れてしまう。チケットサイトでは20ドルくらいで見つかる時もある。

ただし200番台の最前列(A列)はあまりおすすめできない。なぜならすぐ前が通路になっていて、そこを観客や売り子、係員が行き来するたびに視界がさえぎられるからだ。中には通路で立ち止まる人もいて、もろに観戦の邪魔になりストレスがたまる。

1塁側 226ブロック K列(Terrace All Star)

K列は200番台ブロックで1番後ろの列。この辺りも20ドル以下で見つかる時がある。

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