- 若手左腕の成長で期待の持てる2023年
- タイラー・アンダーソン(33歳、193cm、左投げ)(背番号31)
- パトリック・サンドバル(26歳、左投げ、190cm)(背番号43)
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- ホセ・スアレス(25歳、178cm、左投げ)(背番号54)
- リード・デトマース(23歳、188cm、左投げ)(背番号51)
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- グリフィン・キャニング(26歳、188cm、右投げ)(背番号47)
- チェイス・シルセス(22歳、183cm、右投げ)(背番号63)
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- クリス・ロドリゲス(24歳、188cm、左投げ)(背番号73)
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- タッカー・デービッドソン(26歳、188cm、左投げ)(背番号32)
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若手左腕の成長で期待の持てる2023年
2023年のエンゼルスの先発投手陣を紹介する。
シンダーガード/ロレンゼンの獲得と流出
2022年はシンダーガードを補強し、久しぶりに大物先発投手がローテーションに加わったと喜んだが、シーズン途中にフィリーズへトレードされた。元々1年契約でオフにはFAになることはわかっていたので、見返りを得られるうちに放出した(エンゼルスは交換相手としてミッキー・モニアックを得た)。せめて2年目は球団オプションのような複数年契約にはできなかったのだろうか?ちなみにエンゼルスはシンダーガード獲得の代償として2022年のドラフト2巡目指名権をメッツへ譲渡している。
シンダーガードはトミージョン明けで平均球速も以前から5マイルほど下がってしまったが、それなりにゲームを作る投球はできていた。ただクイックモーションや牽制が苦手で、エンゼルスの捕手の守備力が低いこともあり盗塁され放題だった。
結局FAになったシンダーガードは2023年はドジャースと1年1300万ドルで契約した。トミージョン明けで手探りだった昨年の2100万ドルと比べるとずいぶんお得な印象だ。エンゼルスよりもドジャースの方がお金の使い方が遙かに賢い。
二刀流の経験もあるロレンゼンもオフにFAで流出した。ブルペンから先発への配置転換を希望してエンゼルスへやってきた。先発では18試合で97.2イニングを投げて8勝6敗、防御率4.24。ローテーションの柱というにはやや物足りなかったが、シンダーガード同様それなりに試合を作ることは出来ていた。打線の良いチームなら二ケタ勝利を挙げていただろう。2023年はタイガースと1年850万ドルで契約した。
2023年のエンゼルス先発陣
若手の成長で長年の課題であった先発投手陣がここへ来てようやく改善の兆しを見せている。昨年エンゼルスの先発投手陣はメジャー6位の防御率3.67を記録した。前半戦は14位(防御率3.92)だったが、後半戦は防御率2.73と3位であり、これはアストロズ先発陣の防御率2.70とほとんど変わらなかった。後半戦は5人が11試合以上に先発し、防御率2.28の大谷を筆頭に、いずれも防御率3.40以下だった。
後半戦に10先発以上&防御率3.50未満の投手を5人擁するのはエンゼルスだけだ。特にサンドバル、スアレス、デトマースの左腕3人組は年も若く、25歳以下の先発投手3人が100イニング以上投げるのはエンゼルスでは1986年以来のことだという。
先発投手の投げるイニング数が少ないことが問題
先発陣は防御率もWARもメジャー6位だったが、投球イニング数は17位に落ち込む。6人ローテーションで一人一人の負担は他チームよりも小さいにも関わらず、平均よりも短いイニングで降板してしまうのは大きな問題だ。監督が早く先発を代えすぎだと思う試合がいくつもあった。そのため元々弱点であるブルペン陣の投球イニング数は増える一方でゲームを終盤にひっくり返されることも多かった。ちなみにリリーフのWARはメジャーで下から6番目である。
2023年のローテーションは?
今オフ、ドジャースからFAとなったアンダーソンと3年3900万ドルで契約した。彼も後半戦に13先発で防御率2.10を記録している。2023年の予想される先発ローテーションは、大谷、アンダーソン、サンドバル、スアレス、デトマースである。
それに続く投手として昨年は故障でシーズンを棒に振ったキャニング、ロドリゲスに加え、成長が期待されるシルセス、デービッドソンらがいる。全体としては昨年よりは底上げされたと思う。
- 大谷翔平(右投げ)(別項掲載)
- タイラー・アンダーソン(左投げ)
- パトリック・サンドバル(左投げ)
- ホセ・スアレス(左投げ)
- リード・デトマース(左投げ)
- グリフィン・キャニング(右投げ)
- チェース・シルセス(右投げ)
- クリス・ロドリゲス(右投げ)
- タッカー・デービッドソン(右投げ)
タイラー・アンダーソン(33歳、193cm、左投げ)(背番号31)
元ドライチの軟投派。ドジャースで15勝は出来すぎの気がしなくもないが・・・
2022年の成績(ドジャース)
試合数 | 勝利 | 敗戦 | イニング | 防御率 | 三振 | 四球 | WHIP |
30 | 15 | 5 | 178.2 | 2.57 | 138 | 9 | 1.002 |
2022年オフにFAとなりエンゼルスと3年3900万ドルで契約。しかしアンダーソンはドジャースからのクオリファイイング・オファーを蹴っているので、エンゼルスはドジャースに今年の上位ドラフト指名権を譲渡しなくてはならない。
ドラフト1位のエリート
ネバダ州ラスベガス出身。ツインズから2008年のMLBドラフト50巡目(全体1,491位)で指名されたがこれを蹴ってオレゴン大学へ進学。2010年に日本で開催された第5回世界大学野球選手権にアメリカ代表として参加している。2011年のMLBドラフトでは1巡目(全体20位)でコロラド・ロッキーズから指名されてプロ入りした。
2016年にメジャーデビューするとローテーションの一角に食い込み19試合に先発して5勝6敗、防御率3.54、99奪三振を記録した。また与四球率2.20の制球力を持ち、圧倒的なヒッターズパークの本拠地クアーズ・フィールドでも5勝1敗、防御率3.00と好成績を上げた。
昨季ドジャースで自己最高成績
しかしその後の3年は成績低下に苦しみ、2019年オフにはDFAを経て、ジャイアンツへトレードされた。以降毎年チームを代わり2022年はドジャースと1年800万ドルで契約した。ドジャースでは先発ローテーションの一角として投球回数178.2イニング、15勝、防御率2.57といずれもキャリアハイの成績を残し、自身初のオールスターゲームにも出場した。
フォーシームは平均90.5マイルと速球派ではなく、チェンジアップ、カッターを中心とした変化球で組み立てるタイプである。平均球速で言えばバリア(91.9マイル)やループ(91.2マイル)よりも遅い。それで15勝もしたのは出来すぎの感がなくもないが・・・。ただメジャーデビューした2016年の球速(91.7マイル)からあまり変わっていないので、元々コントロールと投球術で勝負するタイプなのだろう。
エンゼルスとは3年契約を結んだが、33歳の軟投投手に3年はやや出し過ぎの気はする。それにキャリアハイの成績の選手と複数年契約を結ぶのはあまりにも失敗事例が多い。しかしエンゼルスの予算に合う投手がなかなか見つからず、大きく妥協した決断かもしれない。
パトリック・サンドバル(26歳、左投げ、190cm)(背番号43)
エンゼルス左のエースに成長!15勝以上を期待したい!
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2022年の成績
試合数 | 勝利 | 敗戦 | イニング | 防御率 | 三振 | 四球 | WHIP |
17 | 6 | 9 | 148.2 | 2.91 | 151 | 60 | 1.340 |
2023年は調停を避け1年275万ドルで契約した。
カリフォルニア州ミッション・ビエホ市出身。アナハイムからは車で30分ほど南下したところにあり、エンゼルスのお膝元と言えるだろう。ちなみにグリフィン・キャニングとは同い年で、同じ市の出身。2015年には南カリフォルニア大学(USC)へ進学予定であったがMLBドラフト11巡目(全体319位)でアストロズから指名されたためプロ入りした。
マルドナードとのトレードでエンゼルスへ
アストロズのマイナー時代、2018年にマーティン・マルドナードとのトレードでエンゼルスに移籍した。エンゼルスでは2019年に念願のメジャーデビューした。長身からの最高速球96マイルの速球が武器だがコントロールに課題があった。
2021年は5月にベンチ入りすると、5月中旬には先発の一角を任され堂々たるピッチングを展開した。8月に故障して戦列を離れ勝ち星には恵まれなかったものの、先発した14試合では防御率3.29とエンゼルスでは大谷に次ぐ安定感を見せた。
制球力がアップし大谷に次ぐ先発の柱
2022年は開幕から1年間ローテーションを守り通し、大谷と共に先発陣の柱として奮闘した。打線の援護に泣いて負け越したものの27先発で防御率2.91とキャリアハイの成績を残した。
2023年も左のエースとしてローテーションを守り15勝以上を期待したい。課題は制球力で突如として四球を連発し、球数がかさんで5-6回でマウンドを降りることが多々あった。勝利を積み上げていくにはより深いイニングまで投げることが求められる。
ホセ・スアレス(25歳、178cm、左投げ)(背番号54)
昨年後半は安定も、5回過ぎると打たれ出す所が気になる
2022年の成績
試合数 | 勝利 | 敗戦 | イニング | 防御率 | 三振 | 四球 | WHIP |
22 | 8 | 8 | 109.0 | 3.96 | 103 | 33 | 1.25 |
2023年はメジャー最低保証年俸(70万ドル)。
ベネズエラ出身。2014年6月にアマチュア・フリーエージェントでエンゼルスと契約してプロ入り。メジャーデビューした2019年、2020年と投げるたびに炎上していた。しかし2021年は5月にメジャー昇格するとそこから2ヶ月、11試合に登板し35.1イニングで防御率2.29と安定した成績を収め、後半は先発に定着した。
2022年後半は好投が続いたが相手が3巡目になると打たれ出す
2022年は先発の一角として開幕からロースター入りを果たしたが、4月は防御率6.35と振るわず、5月1日にはマイナーに降格した。その後メジャーに再昇格を果たし、7月26日以降は11試合に先発し64イニングで7勝4敗、防御率2.81と好投を続けた。しかしその間も6イニングを投げきれない試合が6試合あった。前半は抑えているのに相手打線が3巡目に回ると痛打を食らうことが多かった。2023年は長いイニングを投げきれるスタミナと技術が必要になるだろう。
まだ25歳なのに身長178センチで、体重102キロというずんぐりむっくりした体格。とても節制しているようには見えないが、エンゼルスには同じような体型でサイヤング賞を取ったバートロ・コロンもいたな。
リード・デトマース(23歳、188cm、左投げ)(背番号51)
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昨年ノーヒッターを達成した左のホープ!将来はカーショウのようなタイプになるか
2022年の成績
試合数 | 勝利 | 敗戦 | イニング | 防御率 | 三振 | 四球 | WHIP |
25 | 7 | 6 | 129.0 | 3.77 | 122 | 46 | 1.209 |
2023年はメジャー最低保証年俸(70万ドル)。
高校3年時にアトランタ・ブレーブスから32巡目(全体950位)で指名を受けたが契約せずルイビル大学へ進学した。大学2年時の2019年シーズンには13勝をあげ、ルイビル大のシーズン最多勝記録に並び全米大学選抜にも選ばれた。そして2020年のドラフトでエンゼルスから1巡目指名を受け、467万ドルで契約した。ドラフトからわずか1年後、2021年7月にエンゼルスはヒーニーをトレードで放出したため先発陣が手薄となり、デトマースをメジャーに昇格させて先発で起用した。8月15日には初勝利をあげた。
2年目で早くもノーヒッター達成!
2022年は先発6番手として開幕ロースター入りを果たした。私も球場で見ていたのだが5月10日のレイズ戦でノーヒットノーランを達成した。これはプロ入りわずか25試合目(マイナー14試合、メジャー11試合)での偉業であった。デトマースはそれまでメジャーではノーヒッターどころか6イニングを投げたことが一度あるだけだった。
その後はやや安定感を欠き、6月にはマイナー降格も経験したが、再びメジャーに上がってきて夏場は好投を続けた。7月、8月は8試合に先発して45.2イニングを投げ、3勝1敗、防御率1.97という素晴らしい成績だった。ところが9月は5試合で防御率4.97。2023年は1年を通して安定した投球が求められる。
ストレートの球速は94マイル(151キロ)前後だが、カーブ、チェンジアップ、スライダーといった変化球のキレとコントロールが良く、高い奪三振率を誇る。2022年後半はスライダーがベストボールとなっていた。
グリフィン・キャニング(26歳、188cm、右投げ)(背番号47)
腰椎の疲労骨折でシーズンを棒に振り、今期の復活を期す
2022年は登板なし
2023年はメジャー最低保障年俸(70万ドル)
期待の若手だがケガが多い
エンゼルスのお膝元、オレンジカウンティのミッション・ビエホ市出身。ちなみにパトリック・サンドバルとは同い年で同じ市の出身。2015年ドラフトではコロラド・ロッキーズから38順目指名を受けたが、入団せずUCLAへ進学。その後2017年にはエンゼルスから2巡目(全体47位)で指名され入団した。
先発投手不足の台所事情もあって、入団から2年もたたない2019年4月にはメジャーデビューした。しかし8月下旬に右肘痛を発症してそのままシーズン終了となった。2020年当初はやや不安定だったが、最後の5試合は防御率3.14をマークし尻上がりに調子を上げて締めくくった。2021年は開幕ベンチを勝ち取ったが、7月上旬に腰椎の疲労骨折から来る背中痛でリタイア。そのままシーズン終了となった。
2022年は前年からの腰痛が思うように回復せずいきなり60日間の故障者リスト入りでスタート。結局メジャーでもマイナーでも登板することはなかった。
2023年はすでに投球プログラムを再開しており、スプリング・トレーニングには間に合うと言われている。いきなり開幕からメジャーで投げることは難しいかもしれないが、高いポテンシャルを持っているのでシーズン途中からでもローテーションに戻ってくることを期待したい。
チェイス・シルセス(22歳、183cm、右投げ)(背番号63)
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2021年ドラフト組でメジャー一番乗り!ブルペンが適任と思うが
2022年の成績
試合数 | 勝利 | 敗戦 | イニング | 防御率 | 三振 | 四球 | WHIP |
7 | 1 | 3 | 28.2 | 6.59 | 24 | 12 | 1.570 |
2023年はメジャー最低保証年俸(70万ドル)。
同期でメジャー一番乗り、即初勝利!
ニューメキシコ州出身。2021年のMLBドラフト11巡目(全体321位)でエンゼルスから指名されて契約。
入団から1年も経たない2022年5月にはメジャー昇格のチャンスを掴んだ。エンゼルスは2021年ドラフトで20人もの投手を指名して話題となったが、その中ではシルセスがメジャーデビュー1番乗りとなった。昇格翌日にアスレチックス戦で先発すると6回1安打無失点の快投でメジャー初登板初勝利を挙げた。しかしその後の6試合では22.2イニングで21失点、被本塁打7本と打ち込まれ、メジャーの厚い壁に跳ね返された。
ブルペン転向押し!
シルセスの持ち味は最速98.6マイル(159キロ)のストレートで、ボールのスピンレートもメジャーでトップ25%に入るほど質が高い。身長がやや低いし、エンゼルスには少ないパワーピッチャー系なので私はシルセスはリリーフ向きだと思っている。
クリス・ロドリゲス(24歳、188cm、左投げ)(背番号73)
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期待の豪腕投手だが、肩の手術で2022年は全休
2022年は登板なし
2023年はメジャー最低保証年俸(70万ドル)。
エンゼルス待望のパワーピッチャー
フロリダ州出身。プロ入りは2016年エンゼルスが4巡目、全体126位で指名。2020年までメジャーでプレーした経験はなく、しかも2020年はマイナーの試合が全て中止となったため公式登板もなかった。しかし2021年のキャンプで頭角を現すとそのまま開幕メジャーの座を勝ち取った。
エンゼルス内のプロスペクト・ランキングでは第4位にランクされていたものの、メジャーでは100位にも入っていなかった。2018年と2019年は背中の故障に苦しみ、わずか9.1イニングしか投げられなかった。しかし手術を受けて回復すると90マイル台後半のボールをコンスタントに投げられるようになった。フォーシームの他にツーシーム・シンカー、スライダー、チェンジアップ、カーブなどの変化球で空振りとゴロアウトを取れる。
実力はあるがケガが多すぎる
2021年は最初の2回の登板で4.2イニングを1失点と印象的な働きを見せたが、8月に右の広背筋痛を患い故障者リスト入りしてしまった。オフに故障の原因となった右肩関節包の修復手術を受け、2022年は全休となった。
最速98.4マイルのツーシームが投球の6割以上を占めるパワーピッチャーである。多くの故障歴を考えてもブルペン向きかもしれない。2023年はスプリングトレーニングには間に合う見込みだ。
タッカー・デービッドソン(26歳、188cm、左投げ)(背番号32)
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イグレシアスの交換要員。97マイルの速球は魅力だがコントロールに課題
2022年の成績(ブレーブスとエンゼルス)
試合数 | 勝利 | 敗戦 | イニング | 防御率 | 三振 | 四球 | WHIP |
12 | 2 | 7 | 52.0 | 6.75 | 33 | 35 | 1.712 |
2023年はメジャー最低保証年俸(70万ドル)。
ワールドシリーズ先発も経験
テキサス州出身。2016年のMLBドラフト19巡目(全体559位)でブレーブスに指名されプロ入り。2022年にメジャーデビュー。2021年にブレーブスはワールドシリーズへ進出。チャーリー・モートンが第1戦で腓骨を骨折したため、急遽ロースターに登録され第5戦に先発した(2回0/3を4失点2自責点)。そのままチームは26年ぶり4度目のワールドシリーズ優勝を果たし、ワールドシリーズ優勝を経験した。
2022年8月2日にライセル・イグレシアスとのトレードでジェシー・チャベスと共にロサンゼルス・エンゼルスへ移籍した(チャベスはいらなかったけど)。エンゼルス移籍後は8試合に先発して1勝5敗、防御率6.87と結果を出せていない。最速97マイルのフォーシームが武器だがコントロールが課題。52イニングで35与四球は多すぎる。奪三振(33)よりも与四球が多いのは問題外だ。2023年はメジャー定着できるだろうか。