皆様、新年明けましておめでとうございます。旧年中はお世話になりました。本年もロサンゼルス・エンゼルス大全をよろしくお願い申し上げます。
長いシーズンオフ、久々の投稿になります。
大谷の去就を予想
シーズンオフの最大の話題は2023年オフにFAになる大谷の去就問題だ。ネットやメディアの論調は「大谷は出て行く」「ドジャースが大金を用意」「ポストシーズンの大谷を見たい」それ一色と言ってもいい。
大谷がメジャー挑戦を発表した5年前、当方は大穴扱いだったエンゼルス入りを予想していた。誰もがドジャースやヤンキースを本命視しており、「大谷はエンゼルスを選ぶだろう」なんて言えば変人扱いだった。しかし気候や環境、チーム戦力、そしてDHの有無、それらを考えるとエンゼルスが最も可能性が高いと思えたし、事実そうなった。
それでは来年オフ大谷はどうなるか。
当サイトの予想は
大谷はエンゼルスと再契約
である。長期契約になるのか短期なのかはわからないがとにかく2024年もエンゼルスでプレーすると思う。
そう考える根底にあるのは大谷選手のチーム愛だ。エンゼルスは熟考の末に自分が選んだチーム。入団後まだ一度も優勝争いできていないが、先発投手を中心にようやく若手が伸びつつあり、このチームで優勝することは決して不可能ではないと大谷が考えているなら、契約延長に応じても何の不思議もない。それどころか大谷の腹の中はエンゼルスとの再契約で固まっている可能性すらある思っている。
常にチャレンジャーの大谷がドジャース、ヤンキース、メッツのような元々優勝ド本命チームに加わって優勝してもどれほどの満足感があるだろうか?大谷の本音はやはりエンゼルスで優勝したいと考えているはずだ。トラウトを始め、この5年辛苦を共にしたチームメートを置いて優勝できそうなチームにドライに移籍するとは私にはどうしても思えないのだ。何でもビジネス、ビジネスのMLBとは相容れない話ではあるが、大谷にはビジネスよりも浪花節的な生き方が似合う気がするのだ。
1年前に大谷がシーズン後の記者会見で「ヒリヒリした10月を過ごしたい」と言った時、すわ移籍志望かとメディアは大騒ぎしたが、私はエンゼルスに対する叱咤激励であり、チームの改革を求めたものであり、チーム愛の裏返しだと思っている。
ア・リーグ西地区の4位というが・・・・
ア・リーグ西地区は大本命のアストロズに続き、マリナーズ、レンジャースの戦力整備が進みエンゼルスは現在地区4番手と言われている。一方でアストロズがこれらのチームに喰われれば優勝ラインは下がるとも考えられる。何しろアストロズは昨年対戦チーム別で最も勝利を挙げたのがレンジャース戦(14勝5敗)で、マリナーズ戦も12勝7敗。この2チームで貯金14を積み上げたのだ。
エンゼルスの若手が伸びて、トラウト、レンドーンらのベテランが健康で本来の実力を発揮できれば優勝争いに絡んできてもおかしくはない。
まだまだチームに貢献できていない大谷
エンゼルスに入団してからの5年間で大谷が二刀流選手として本領を発揮できたのはこの2年とルーキーイヤーの最初の2ヶ月に過ぎない。多くの時間がケガのリハビリで費やされ、大半は指名打者での片肺飛行だった。トラウトはレギュラーに定着した2012年以降の11年間のうち、9年間は100試合以上に出場してきたことを考えると大谷のチームへの貢献はトラウトにはまだまだ及ばない。
一方でエンゼルスは過去100年間、誰も挑戦すらしてこなかった二刀流実現のために大谷に多くの便宜を図り配慮を寄せてきた。そしてその期待に応え大谷は前人未踏の二刀流選手としてメジャーでも最高のプレーヤーになった。
大谷のこれまでのチームへの貢献と大谷がチームから受けてきた便宜・配慮を考えると十分バランスしているとは言えない。球団としてもこれから全盛期を迎える大谷にはもっともっとチームに貢献してもらい、優勝をたぐり寄せて欲しいと思っているはずだ。
管理人の3大予想
大谷の残留予想と一緒に管理人の今年のエンゼルス3大予想をあげておこう。
- 大谷はエンゼルスと延長契約する
- エンゼルスは7月末時点で優勝争いに踏みとどまっている
- 新オーナーはモレノよりも金払いがいい人がなる
ちなみに当サイトはあくまでもエンゼルスのファンのサイトであり、大谷選手の活躍もエンゼルスの勝利の延長線上にあるというのが管理人のスタンスである。「どこのチームでもいいから大谷が見られればいい」という大谷ファンとは一線を画していることを強調しておきたい。
コメント
オーナーの候補の有力候補としてNBAのゴールデンステートウォーリアーズのオーナー、
オーナーになって4度のNBAファイナル優勝を成し遂げた実績がある
ジョー・レイコブ氏が上がってると報道で話題ですが?
ロサンゼルスのファンからどう受け止めていますか?
アナハイムで育ち、エンゼルスタジアムでバイトしていたくらいですから素性は100点満点。あとは資金力。極論すればメッツのコーエンやクリッパーズのバルマーのようにどれだけ自分の資産をチームに注ぎ込めるかが全て。エンゼルスには投資が必要な分野が数多く残されています。マイナー、データ解析、スカウト網に新球場。大谷をキープするには贅沢税の支払いも不可避です。これらをチームからの上がりだけで賄おうとすればこれまで投資をサボっていた分、浮上は難しいと思います。新オーナーはモレノの負の遺産を乗り越えなくてはなりません。
ちなみにゴールデンステーツウォリアーズは王朝と言われるほどNBAでは強豪ですが、主力の高齢化が進み今後もチーム力を維持できるかは極めて不透明。彼は2チームのオーナーになって両方とも面倒見られるんですかね?その点は心配です。金は出すからチームは任すという胆力があればいいんですが。まあ、ウォリアーズよりもエンゼルスは相当の金食い虫になりそうです。