辛口寸評:あまりにもストレスの溜まる敗戦

試合結果

あまりにも突っ込みどころの多い試合

大事なアストロズ3連戦の3戦目。今日勝てば西地区上位対決の6連戦を5分で終えることが出来る。

結果はあまりにも残念で、ストレスのたまる試合になってしまった。昨日同様中盤に相手にビッグイニングを作られて(献上して?)、それが敗戦に直結した。

9回に大谷がツーランを放って1点差になり、さらに連打で無死1、2塁。しかしそこから何の策もなく三振、ポップフライ、内野ゴロでゲームセットだ。

突っ込みどころ(1)

4回表、レンドーンがショート前への緩いゴロを捕りに行くもボールはグラブの下をすり抜けた(記録はヒット)。しかもショートのネトのカバリングの位置が悪く、ボールはレフト前へ転々。1塁ランナーを3塁まで進塁させてしまった。そもそもゴロの処理をネトに任せていれば何の問題もなかった。

キャニングは次打者に初球をあっさり犠牲フライを打たれて同点。さらに1塁への牽制悪送球でまたしてもランナーを3塁へ行かせてしまう。そして今度は3塁へのボテボテの内野安打で勝ち越されてしまった。不要な進塁を許し、ことごとく3塁ランナーを凡打で得点されてしまうエンゼルス。キャニングはさらに最も安パイの打率1割台のマルドナードへ死球だ。

突っ込みどころ(2)

ここでネビンはキャニングをあきらめてハーゲットにスイッチ。ハーゲットはペーニャを0-2と追い込みながらも3球目をライトへ2点タイムリーを浴びてしまう。このヒットが結果的に致命傷となってしまった。ここを抑えていれば9回の大谷の本塁打は逆転サヨナラ弾だったかもしれないのだ。マイナーで調整を終えたばかりのハーゲットをなぜこの大事な場面で起用したのか?それにハーゲットは1、2球目とも外角へのスライダーで2つ空振りを奪っていたが、3球続けて同じ球。しかも3球目が一番甘かった。この大事な場面で打ってくださいと言わんばかりの配球。全く信じられない。

突っ込みどころ(3)

9回裏大谷のツーランで1点差とし、さらに連打で無死1、2塁。本来ならここは送りバントを選択する監督が多いのではないか?しかしネビンは無策でドゥルーリーをそのまま打たせて三振。続くタイスも初球にポップフライを打ち上げる。最後はウルシェラがショートへの平凡なゴロで試合終了。

ドゥルーリーにバントしろというのはある意味無理だろう。バントなんてほとんどしたことがないのだから。こういう時こそバントや走塁のスペシャリストがベンチに必要なのだ。ドゥルーリーにバントが出来る選手を代打に送る。ついでに1塁ランナーのレンフローにも足の速いフィリップスを代走に送るべきだった。送って1死2、3塁となれば当たっているタイスはおそらく敬遠なので、1死満塁でウルシェラと攻め立てるのが勝てる監督ではないだろうか?

勝てない理由がてんこ盛り

エラーやミスを重ねて簡単にランナーの進塁を許すヌルい守備。一番打たれてはいけない場面で平凡な配球で痛恨のタイムリーを浴びる救援投手。大事な局面での選手交代は裏目り、動くべきところでは無策な監督。ベンチに適材適所なバックアップメンバーをそろえていない編成。エンゼルスが勝てない理由がてんこ盛りの試合だった。

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