大谷二刀流デーも投球はイマイチ
今日の大谷は立ち上がりから制球定まらず、1回に3四球。先制のツーランを打たれ今日も相手に先に点を与えてしまう。投球の半分近くがボールで初回だけで31球を費やした。2回からは立ち直ったが、ピンチで全力で投げていると思われるフォーシームが95-96マイルしか出ない。身体に異常でもあるのかと思ってしまった。結局5回に同点打を許して97球で降板。6勝目が遠い。
大谷はチーム6安打のうち半分の3安打を一人で記録
一方で打者大谷は一人舞台。3回裏は自分の打たれたホームランを帳消しにする17号同点ツーラン。打った瞬間は高く舞い上がったので、もしかしたらセンターに取られるかも・・・と思ったのだが実際はバックスクリーンを遙かに超えて着弾したので驚かされた。6回裏にモニアックが打った勝ち越しツーランが大谷と同じような弾道だったが、こちらはホームランラインをやっと超えてのホームラン。同じような弾道を打っても飛距離が違う。モニアックが先日「大谷の打撃練習の後で打席に入ると自分のパワーの無さを自覚してイヤになる」と言っていたが、まさにこういうことなのだろう。
大谷はヒット、ホームラン、ツーベースと3打席連続でヒットしてサイクルヒットにリーチ。サイクルリーチは今年4度目でしかもそのうち3回は先発した日だという。もし先発投手がサイクルを打ったらほぼ永久に破られない記録かもしれない。そのうち達成する時が来るだろうか。
ベン・ジョイスの速球はまるで消えたかのよう
6回表、期待のベン・ジョイス登場。私はこの試合を1塁ベースとライトポールの中間くらいの席で見ていたのだが、ジョイスのフォーシームはマジで消えたよ!大谷のボールを見失う事は一度もなかったのに。これで制球力がつけばデグロームのようなとんでもない投手になるかもしれない。
しかしジョイスはわずか8球を投げたところで右腕に異常を訴えて緊急降板。故障者リスト入りは避けられないようだが、トミージョンなどの長期離脱にならない事を願うばかりだ。
接戦をものにして5連勝
エンゼルスは9回連投のエステベスがいきなり本塁打で1点差とされ、さらに四球と盗塁で無死二塁の大ピンチだったが何とかしのいで5連勝。以前よりもブルペンが整備されてきたので接戦を拾えるようになったのは大きい。ライバルのアストロズが4連敗、レンジャースも2連敗している間に大きく差を詰めた。去年の今頃は14連敗の泥沼だったので、あと9連勝して去年の借りを返したいね。
連勝はいいことだが内容はやや寒い。エンゼルス投手陣が与えた四球は大谷の5個を筆頭にトータル9個。一方でエンゼルスは2個しか四球を奪えていない。エンゼルスの投手が9イニングで許したヒットはわずか4本なのに総投球数は176球に達した。一方のマリナーズは8イニングながら被安打は6で145球。エンゼルスの打者の早打ちもあるのだろう。
状態の悪い選手がいる
ウォルシュ:悪すぎる。4打数ノーヒット2三振で2ポップフライとまともにバットに当たらず打席で全く期待できない。表情を見ていても覇気がない。オプションもあるのでマイナーに落とすべきだろうが、誰か1塁の守備が上手いバックアップがいるだろうか?
トラウト:かなり悪い。打率 .258、OPS .841は並みの選手なら上出来だが、MVP3度、生涯打率 .301を誇るトラウトにしてはキャリア最悪に近い。6月に入って28打数3安打、打率 .107、11三振と大不振に陥っている。今日も4打数ノーヒット3三振。トラウトにあと1本が出ていたらもっと楽に勝てた試合だった。大谷の出場機会を調整してDHで休ませながら出場させた方がいいのかもしれない。
ウォード:あまり良くない。4打数ノーヒット2三振。出塁率 .304はエンゼルスのレギュラーでは下から数えた方が早く、足も速くないウォードを1番にする意味が分からない。現在の状態ならせいぜい6-7番を打たせるのがいいところだ。アデルの復調ぶりと守備の状態をもう少し確認しなくてはならないが、レンフローが復帰してきたらウォードをマイナーに落とした方がいいように思える。
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