観戦記:試合前の熱狂に比してお寒いゲーム

大谷選手

エンゼルスタジアム史上これほど早くから混み合うのは見た事がない

今日は大谷&トラウトのダブルボブルヘッドが先着2万5千名にギブアウェイの日。

それにしても今日の試合のチケット価格の動きは奇妙だった。本日のボブルヘッド配布は元々のスケジュールにはなくシーズンが開幕してから発表された。その時私は公式サイトでチケット価格をチェックしたのだが、いつもなら大量に売れ残っている5階席や外野の上段など一番安い席(10-15ドル)のチケットが全く売りに出ていなかった。誰かがボブルヘッド配布を事前にキャッチして買い占めたとしか思えなかった。

転売サイトではそんな外野や5階席のチケットが40-50ドルで大量に売られていた。大量に売れ残っていとチケット価格は徐々に下がっていくものなのだが、当日になっても下がる気配はなく最低価格は40ドル前後に張り付いたままだった。今日のチケットの動きは本当にで謎だった。

私も高いなとは思いつつとりあえず自分の分は買っていたのだが、高いチケットを買って万が一ボブルヘッドが品切れになってしまったら意味がないのでいつもより早めに出かけた。しかし驚いた事に球場周辺のフリーウェイの出口が2時間以上前からすでに渋滞していた。みんな高いチケットを買わされたにもかかわらずボブルヘッドがもらえないという事態だけは避けたいと思うのは当然で、自然と出足が早まったのだろう。

試合まであと2時間の5時過ぎに球場に着くと、これまで見たこともない大行列が出来ていた。私はいつも空いているセンター後方のゲートから入るのだが、そこにもすでに200-300mの行列が!私も行列に並び30分ほどするとようやく入り口が近づいてきた。すると係員が「もうボブルヘッドはなくなった。欲しい人は別のゲートに並んでくれ」と伝えて回っている。マジか!?仕方がないのでとりあえず3塁側のゲートの行列に並び直したが今日はボブルヘッドもらえない確率が高そうだなと思わざるを得なかった。

ちなみに私が行列している間にすでにeBayではこのボブルヘッドの転売がアップされていた。価格は70ドル前後が多かった。

そして私がゲート入り口に来たのはほぼ6時だったが、幸いまだ配布は続いていた。どうやら元々入場者が少ないセンターのゲートはあまりボブルヘッドを用意していなかったようで、他のゲートは十分に数があるようだった。ということで無事私もボブルヘッドをゲットできた。おそらく6時30分くらいまでに入場すれば残っていそうな感じだった。別に焦って何時間も前から行列する必要もなかったのだ。

それにしてもこれだけの観客を吸引してしまう大谷の魅力というかパワーはすさまじいと再認識した。大谷がいればいくらでも客は呼べてしまう。もしFAで流出したらエンゼルスの損失は計り知れない。

この出足の早さのおかげで、エンゼルスタジアムは試合開始かなり前だというのにスタンドは見た事のない観衆の多さだった。このファンの出足の早さはまるでワールドシリーズだよ。

早々降板の先発、ピンチで踏ん張れないリリーフ

さて前置きが長くなったが、試合はアンダーソンが久しぶりの好投で5回まで無失点。レンドーンも第2号を放ちエンゼルス1点リードで後半へ。

しかし球数がかさんだアンダーソンは5回で降板。もちろん0点で抑えてくれたのは嬉しいが、やはり5回降板は早すぎる。せめてあと1イニング投げて欲しかった。悪い予感は当たり変わったバックマンは四球やヒットでピントを招くと、フレッチャーの弟にタイムリー内野安打を打たれて同点。あと一人というピンチでことごとく打たれてしまうのが今年のエンゼルスの投手陣だ。さらにレンドーンの悪送球で勝ち越されてしまった。レンドーンは本当に送球が悪い。ろくろく試合に出てもいないのに今季8つ目のエラーでこれはア・リーグ5位の多さ。休みすぎて身体が硬くなってないか?低いゴロを捕るのもやっとと言う気がするぞ。

さらに7回デベンスキーも2死からタイムリーを打たれる。どうしてピンチで踏ん張れない投手ばかりなのだろうか?

初球攻撃が全く結果に結びつかないエンゼルス

一方のエンゼルスの攻撃はレンドーンのソロのみ。わずか3安打に封じられ良いところなく敗れた。エンゼルスには初球から打っていくのが大好きな選手が揃っている。モニアック、レンヒーフォ、レンフロー、フレッチャー、ウォード、エスコバル・・・・別に初球から打っていくのが悪いとは言わない。ただそれがことごとく凡フライや凡ゴロになっており全く結果が出ていない。初球から打つならもっとハードヒットできるボールを打てよと言いたい。打ち損じが多すぎる。

大谷も今日は良いところなく無安打。まあ毎日ホームランが打てるわけじゃない。逆に大谷が打てないとこんなにも体たらくの打線になってしまう事が問題だ。

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