観戦記:投手大谷は不調も打線爆発で8勝目

大谷選手

大混雑の試合前

金曜日のナイトゲームで、ギブアウェイにファニーパック(ウエストポーチ)、そして大谷先発ということで非常に混み合った。試合開始15分前に球場に着いたらゲートは大行列。入場するまでに30分近くを要した。しかもギブアウェイはすでに品切れでもらえなかった。エンゼルスタジアムでギブアウェイがもらえなかったことはほとんどないのでちょっとショック。もし大谷がトレードされたらスケジュール的にエンゼルスタジアムで大谷の投球を見るのは最後と言われていたが、まさかそれで大混雑というわけではあるまいに。

ついに大谷の女房役からウォーラックが外れた

大谷が先発の時はいつもウォーラックがキャッチャーを務めていたが今日はタイス。ウォーラックはここまで38打席連続ノーヒットとあまりに酷いバッティングにさすがにネビンもヤバいと気づいたようだ。オーホッピーが復帰してくればウォーラックのマイナー落ちは避けられないだろうが前半は投打に活躍してくれたのでもう一山は咲かせて欲しい。

大谷どうした、いきなり2者連続で被弾

両チームとも3回まで無得点と静かな立ち上がりとなったが、先発の大谷は4回に2者連続ホームランを浴び2点のビハインドとなった。しかしエンゼルスはその裏、大谷四球後、モニアックが右中間へツーベース。大谷が一気にホームまで帰ってきた。さらにウォードが四球を選ぶとムスタカスがスリーランで一気に逆転!続いてマイナーで長打力を発揮していたキャベッジもメジャー第1号をセンターに叩き込んだ。そろそろ一発打つんじゃないかと思っていたのだが、大谷に匹敵するような大きな当たりだった。

しかし大谷は相変わらずピリッとせず、続く5回にまたもやツーランを浴び1点差に迫られる。だが今日のエンゼルスはイキが良い。ネトのソロ、大谷が振り逃げで生きるとウォードがツーラン。再び4点差にする。

それでも今日の大谷は本当に良くなかった。味方が点数を広げてもあっさりと失点してしまう。6回表デービスに本日2本目の本塁打を献上し8対5。なんと本日4本目の被本塁打で、これはキャリアワーストだ。投手大谷は4月は絶好調だったがその後成績を落とし続けている。これで3試合連続で5失点。防御率も3.70まで悪化してしまった。

しかし大谷は7回表1死まで投げ切るとその後エンゼルスはループ、ムーア、ウェブとつないで危なげなく逃げ切った。大谷は不本意な投球ながら8勝目をあげた。

ムスタカスのスリーランが大きかったが、キャベッジ、ネト、ウォードが本塁打、モニアックもタイムリーツーベースと若手が躍動した。大谷は今日も3四球。ただ凡退した打席も振り逃げで生きたので結局全ての打席で出塁し勝利に貢献した。出塁率は爆上がり中だ。

将来性はAクラスのエンゼルス

最近は日米とも大谷トレードの噂が飛び交っているが、少し視点を変えてみると面白い事に気づく。

今のエンゼルスの若手にはモニアック、キャベッジ、ネト、オーホッピー、タイスにアデルと才能豊かな選手が揃っている。投手もキャニング、デトマース、サンドバル、ジョイス、バックマン、シルセスと今後伸びてきそうな選手が多い。現在はまだ経験を積んでいる段階だが、2-3年後は確実に戦力が整いそうで将来性はAクラスと言っても良いだろう。

仮に大谷が現在、どこかのドアマットチームでプレーしているとして、オフにFAになってエンゼルスと長期契約を結んだとしても何の不思議もないのではなかろうか?

大谷は今日のインタビューで契約については何の話し合いも持っておらず、試合にフォーカスしたいと語った。だから早いとこエンゼルスと再契約しますって言っちゃえよ。そうすれば雑音は一気になくなって完全に試合にフォーカスできるよ。

大谷がもしトレードされれば今季のエンゼルスのポストシーズン進出可能性は14%から0%に暴落するそうだが、大谷がFAで出て行った途端チームはポストシーズンの常連に変貌ということだってあり得る。彼にはしっかりチームの将来性を見極めて欲しい。

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