何と新人シャヌエルが昇格、即スタメン1番!
試合前に大きな選手入れ替えがあった。腰痛のクロンがIL入りしたため代わりに40日前にドラフトで指名したばかりの新人シャヌエルがまさかの昇格。いくらマイナーの試合でそこそこ打っていたとは言え本人もこれほど早く上がれるとは思っていなかったのではないだろうか。しかも昇格即スタメン1番。エンゼルスも思い切った事をする。
またオホッピーが復帰し、代わりにウォーラックがDFA。ウォーラックはマイナーオプションが残ってなかったから40人枠から外すにはDFAするしかなかった。他チームが獲得に手を上げれば移籍だし、声がかからなければエンゼルスとマイナー契約する道もある。
さらにレンドーンが60日ILに移行し、今期中の復帰がおそらくなくなった。もう、いいよ。この人は。ベンチにいても悪影響しかないんじゃないの?思い切ってDFAすれば?どうせあと3年無駄金払うに決まっている。
今日はラリーモンキーがギブアウェイ。金曜日ということもあってかなりの大入り。スタンドは八割方埋まっていた。試合前のチームストアは入店待ちの大行列。夏休みということもあって日本人の姿も目立った。
私は今日から「Stay Here Sho!」のサインボードを持参。みんなでチャントして大谷残留を願いたい。
大谷のキャリア2本目の満塁弾!
2回、2死からシャヌエルがよく選んで四球で出塁。満塁で大谷に回って来た。大谷が満塁で打席が回るなんていつ以来だ?満塁なら相手も逃げられない。しかし今シーズンの大谷は42本も本塁打打ってほとんどがソロかツーラン。それ以上は3ランが1本あるだけ。チャンスに打てないのか、チャンスが回ってこないのか・・・・
大谷は2球目のインハイのフォーシームを強振。快音を残した打球はあっという間にライトスタンドに消えた。キャリア2本目の満塁ホームラン!打点も4つ稼いで首位に3点差となった。
またも炎上のアンダーソン
しかし大谷の満塁本塁打で奪った4点リードをアンダーソンがあっという間に溶かしてしまう。今日も2死からタイムリーを3本浴び、5回持たずに5失点。防御率はついに5.50。先発としては完全に落第だ。前回も7失点だったがこうも炎上続きの33歳をこれ以上使う意味があるのか。このアンダーソンがノックアウトされた時点で今日はヤバいなと思った。
9回、奇跡のトリプルプレー!
同点の9回に出てきたエステベスが無死1、3塁の大ピンチ。8月に入ってエステベスは本当に良くない。元々がコントロールよりも球威で勝負するタイプなのでちょっと疲労が溜まると簡単に打たれてしまう。クローザーよりもセットアッパーの方が向いているのかもしれない。それにしてもレイズのバッターはしぶとい。なかなか空振りしてくれないし、ここぞと言う時に良く打つ。(結局今日は10イニングで15安打も打たれた)。
しかしここで3番ラミレスは前進守備のショートへのゴロ。3塁ランナーは自重したので、これを2塁、1塁へ転送してダブルプレー。ところが3塁ランナーはその間にスタートを切っている。新人一塁手のシャヌエルは冷静にホームへ完璧な送球でタッチアウト!何とトリプルプレーを完成させた。エンゼルス守備陣がトリプルプレーを完成させたのは1997年以来26年振りだという。
管理人がエンゼルスタジアムでトリプルプレーを見るのは2度目で、2017年6月のツインズ戦でエンゼルスがやられている。無死1、2塁からジェフリー・マルテ(2019年から阪神でプレー)が三塁ゴロを打つと、三塁手はベースを踏んで2塁、1塁と転送されトリプルプレーとなった(プ-ホルス、マルテと足の遅い選手ばかりだった)。しかもマルテは1点リードの9回に簡単な内野フライをまさかの落球。そこから逆転されて攻守の大戦犯になってしまった。マルテがMLBを追われ阪神に行くきっかけになったのがこの試合だったと言っても過言ではない。
大谷、サヨナラ機に三振。終盤はノーヒットで終わる
9回裏、1死1,2塁で打席に大谷。ここでヒットを打てばサヨナラの大チャンスだったが、大谷は三振。レイズはリリーフも良く、8、9、10回の3イニングでエンゼルスは結局ノーヒットだった。逆にレイズはこの間に6本もヒットを打った。攻守において勝負強さが全然違う。
サヨナラ機に大谷は三振!
結局エンゼルスは大谷に満塁弾、9回にはトリプルプレーと劇的なプレーが飛び出しながら試合には敗れてしまった。普通これだけ劇的なプレーが続けば勝つだろう。それでも負けてしまうのは言葉にしがたい。満塁弾とトリプルプレーが出て敗れたのはMLBでも166年振りだという。166年前、1857年って日本では尊皇攘夷とか言っていた時代だぞ。
稿を改めたいと思うが、エンゼルスの投手陣はドライブライン流のアプローチで試合に臨んだがことごとく上手く行かなかったようだ。フロントと現場で意識の乖離が大きく、コミュニケーションが上手く行っていないことに根本的な原因があるようだ。
コメント
ドライブライン流のアプローチって何ですか?
見ている限り、いらんところで、四球、死球を出して、打たれるの繰り返し
としか見えないんですけど。
でも、そんなもんかなとも思う。
エンゼルスはFAの前年だけ成績が良かった投手を、それ以前の数年の成績を考慮せず
高値で契約しているイメージがある。逆にそんな選手しか来てくれないのかも?
ドライブラインはシアトルにあるスポーツ動作の解析を行なう研究所のような施設で、投球したボールの回転数などを細かく分析して選手にフィードバックしています。大谷選手もオフに訪れて自分の動作の様々なデータを入手しています。
エンゼルスはドライブライン出身のスタッフを招き入れ、選手に対してボールの回転数や変化量などのアップを求めていたようですが、あまり結果は出ていないですね。
>エンゼルスはFAの前年だけ成績が良かった投手を、それ以前の数年の成績を考慮せず高値で契約しているイメージがある
その通りと思います。ピークの成績だった選手を高値づかみするのが伝統になってます。