大谷の忘れられないシーン、ベスト3!

エンゼルス・ヒストリー

2018年から6年間エンゼルスでプレーした大谷選手。この間、管理人も何度球場に足を運んだかわからない。管理人が実際に球場で目にした大谷の忘れられないシーンベスト3を発表したい。

第3位 2018年4月8日 アスレチックス戦

ホーム初登板で7回1死までパーフェクト!

打者デビューで3試合連続本塁打と打者としての実力を見せつけた大谷が今度は投手としてホーム初登板。観客も「投手としてはどうなんだ?」と半信半疑、興味津々と言ったところだ。

しかしこの日の大谷は気合いも入っていたのだろう。正直エンゼルスの6年間で最高の投球と言えるほどの快投を見せた。

1回表の投球練習。ここから大谷の伝説が始まった

1回表、テンポよくストライク先行で投げ3者連続三振という最高の立ち上がり。さらに大谷は2回、3回、4回と3人ずつで片付けていく。

5回表、A’sは2巡目の主軸を迎えたがここもデービス、オルソン、チャップマンを3者連続三振に切って取りスタジアムは大歓声。

5回表、チャップマンを三振に切って取り、ここまでパーフェクト

6回表、大谷はここも3者凡退で抑えてここまで1人のランナーも出さないパーフェクトピッチングだ。まさかホームデビュー戦でパーフェクト・ゲームというマンガのようなことが起きるのか!?場内は異様な雰囲気に包まれ始める。

7回表1死、2番セミエンがライナーで三遊間を抜きここで大谷のパーフェクトは途絶えた。その後2死2、3塁で4番のオルソン、今日最大のピンチだ。大谷は3-1とボールが先行するも5球目(本日90球目)にこの日最速の99マイルの速球で3-2と追い込む。大谷も完全にエンジン・フルスロットルだ。スタジアムの観衆も総立ちになる。そして6球目インコース低めから鋭く落ちるスプリットでオルソンを三振!大谷も小さくガッツポーズが出た。この瞬間スタジアムは熱狂のるつぼと化した。

結局、この日の大谷は7回を1安打1四球。三振は全て空振りで毎回の12個を奪い、最高球速は99マイルを記録し、投手大谷も本物であることをメジャーに印象づけた。

第2位 2018年4月3日 インディアンズ戦

大谷の記念すべきメジャー第1号!

大谷の記念すべきエンゼルスタジアムでのデビュー戦だ。日本のベーブ・ルースという触れ込みだったがスプリングトレーニングでは投打ともに不振にあえいだ。バッティングでは開幕直前にノーステップ打法へと急遽改造を行ない、本当に大丈夫なのだろうかという懐疑的な気分もあった。

初回に2点を先行されたエンゼルス。大谷は6番DHで出場するといきなりその裏に2死満塁で打席が回って来た。ここで相手投手のワイルドピッチで1点が入りランナーは2人。大谷は6球目のカーブを捉えた。打った瞬間は「上がりすぎたか」と思った。しかしボールがなかなか落ちてこない。そして打球はそのまま右中間スタンドに飛び込んだ。何という大きな放物線だろう!まるで流星が地平線に落ちていくかのようだ・・・・新人が初打席で逆転のスリーラン!スタジアムは興奮・熱狂の渦!

しかもホームランを打った後大谷がベンチに帰ると誰も寄ってこず無視された。「あれー、どうしたの?僕ホームラン打ったんだよ!?」といぶかしがる大谷に、ワンテンポ遅れてチームメートが殺到した。初ホームランのバッターに対するメジャーの儀式「サイレント・トリートメント」が日本でも一気に有名になった。

本拠地初お目見えでいきなりメジャー1号!

第1位 2021年4月4日 ホワイトソックス戦

歴史的な大谷のリアル二刀流解禁!

デビュー以来負担を考慮して投手として登板する日にはバッティングは行なって来なかった大谷だが、この年就任したマドン監督が方針を転換しついに投打のリアル二刀流がこの日解禁となった。

初回のマウンドに上がった大谷は立ち上がりから100マイルを連発しホワイトソックス打線を抑え込んだ。

歴史的なリアル二刀流の第1球!

そして1回裏に早速大谷の打席が回って来た。先発投手が主軸を打つという100年間誰もやったことのないリアル二刀流がついに実現したのだ。しかもそれが日本人とはなんと誇らしい気持ちになった。この時はマジに鳥肌が立った。野球観戦で鳥肌が立ったのは後にも先にもこの時だけだ。

打者大谷が初球の高めの速球を強振すると快音を残しボールは右中間スタンド中段に消えていった。大谷は確信歩きの完璧なホームラン。まさにベーブ・ルース以来100年ぶりの真の投打二刀流の実力を見せつけたのだ。

さっきまでマウンドにいた選手がホームラン!

100マイルの球を連発されてナデ切りにされた投手に、今度は頭上を遙かに超えていく特大ホームランを打たれる。ホワイトソックスの選手やコーチはみな「この化け物がっ・・・」と唇をかんだに違いない。なんとも痛快だった!

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